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前文
東京保育士会会員は、全ての子ども達が健やかに育つことを心から願います。子育ての輪を広げるとともにプライバシー保護の問題にも取り組みます。そのために私たちは保育の専門家として、今を生き、無限の可能性を持っている一人一人の子どもを大切にし、よりよい保育をするために真剣に学び、意見を述べ合い、保育実践を行っていきます。また、保護者が楽しく子育てができるように信頼関係を大切にし、子ども達にとって地域社会が豊かなものになるために地域の人たちとも協力をしていきます。子ども達が生きていく21世紀は、誰もが安心して暮らすことができる社会環境を確立させ、自然環境を守っていくことが大きな課題となります。私たちは子どもの権利の擁護者・代弁者として、これら一つ一つの課題を実現できるよう努めていきます。
子ども達が社会の一員として尊重され、未来に向かって夢と希望をもって自分らしく生きていくことができるように支えます。そして、保護者や地域の人々が子育てに本当の喜びを感じあえる社会をつくっていくことを大きな目標として活動していきます。
この倫理綱領は、保育の専門家としての基本倫理と行動の指針を述べたものであり、子ども達とその保護者や地域社会全体に対する約束です。
<子どもに対する責任>
① 子どもたちが豊かな子ども時代を過ごせるよう、何よりも平和な社会の実現を目指します。
② 子どもたちが、ゆとりある家庭生活をおくれるよう、親の育児時間の保障、就労時間の短縮など、子育てしやすい社会を目指します。
③ 子どもたちが最善の利益を受けるための児童福祉施設最低基準の引き上げを目指します。
④ 子どもたちが安全で安心して過ごせる空間の確保に努めるとともに健やかに成長できるよう、生活上の工夫を行っていきます。
⑤ 子どもたちが自然を身近に感じることができる環境をつくります。
⑥ 子どもたちが友達や大人と信頼関係を築く中で、自己肯定感を持ち、生きている喜びを実感できるように努めます。
⑦ 子どもたちの一日一日は、自分づくりをしている大切な日々と捉え、子どもの「○○したい。」
「○○をやってみよう。」という意欲や主体性を大切にします。
⑧ 子ども一人ひとりの成長に合わせて保育をすすめ、自立に向かう力を身につけることができるようにします。
⑨ 生活と遊びを大切にし、豊かな仲間関係が築けるよう保育をすすめます。また、一人ひとりの個性を大切にすると共にその権利を尊重します。
<保護者に対する責任>
① 保護者が楽しく子育てが出来るように支えます。
② 子どもを真ん中にして、保護者と職員が率直に話し合いながら、信頼関係を築きます。
③ 保育の専門家としての知識と保護者の持っている知識を共有し、子育てに誇りや自信を持てるよ うに働きかけていきます。
④ 保護者の就労を保障し、安心して預けられる保育園を目指します。
⑤ 保護者同士が交流し、子育ての仲間づくりができるように援助していきます。
⑥ 日々の子どもの様子をていねいに保護者に伝えます。
<職員間における責任>
① お互いの思いや意見を出し合い、一人ひとりが自分らしい力を発揮できる環境をつくります。
② お互いの保育を評価し高め合い、同じ方向性をもって保育できるよう、学びあっていきます。
③ 自分たちが培ってきた保育や大事にしてきたことを伝え合い、さらに向上できるよう努めます。
④ 個々の立場や状況を理解し、支えあい、お互いが働きやすい職場環境をつくります。
<地域に対する責任>
① 専門家として、豊かな経験と知識を活かし、地域の中で必要とされる子育て支援を積極的に行います。
② 地域に根ざした保育園として、様々な呼びかけをして保育園を知ってもらい、安心感や信頼感が得られるように努めます。
③ 地域交流を大切にし、安全で子育てしやすい地域のネットワークをつくります。
<プライバシー保護の責任>
① 個人情報を正確に把握するとともに、プライバシー保護の原則を明確にし、保護者が安心して子どもを預けることができるよう守秘義務を徹底します。
② 関連機関との連携を深め、プライバシー保護に最大限配慮しつつ、保育上で必要な情報を提受していきます。
③ 非常勤、パート、実習生、ボランティアなど保育園に関わる人すべてに守秘義務の徹底を図ります。
④ 個人情報や人権を尊重しつつも、信頼関係を基礎に子育ての輪を広げるように努めます。
<専門家としての責任>
① 子どもの命を守るとともに豊かな成長を保障していきます。
② 保育の専門家として自覚を持ち、保育の質を高めるために常に学び続けます。
③ 保育士、栄養士、調理師、看護師などが連携しあい、子ども一人ひとりの成長発達をきちんと捉え、その子に必要な援助をしていきます。
④ 子どもと保護者の置かれている社会の状況をつかみ、専門家として必要なことを社会に発言していきます。
⑤ 保育園の役割と必要性を保育実践を通して、社会にアピールしていきます。
この倫理綱領は、日々の保育実践に役立つものでありたいと考えています。また、今後、社会 状況や子ども、保護者、保育園で働く職員の状況を鑑み、随時、討議をして改訂していきたいと 考えます。